「蓄電池? ああ、あれは災害対策の『保険』でしょ? 経済的なメリットはないよね」
もしあなたがそう思っているなら、その情報は「3年前の常識」で止まっています。
確かにかつて、蓄電池は「元が取れない高級品」でした。
しかし、2026年現在。電気代の高騰、売電価格の下落、そして補助金制度の拡充により、その評価は180度変わりつつあります。
「今は、計算上『黒字』になるケースが非常に多い」
これが、九州・沖縄で数多くの実績を持つまほろばの結論です。
この記事では、メーカーのカタログ値を鵜呑みにせず、施工店としてのリアルな経験値に基づいた「本当の損益分岐点」を包み隠さず公開します。
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1. なぜ「蓄電池は元が取れない」と言われ続けてきたのか?
まずは、敵(赤字リスク)を知ることから始めましょう。
これまで蓄電池の導入が「経済的に損」とされてきた理由は、シンプルな引き算の結果でした。
- 機器代が高い:工事費込みで200万円〜300万円が相場だった。
- 電気代が安かった:深夜電力が安く、わざわざ貯めるメリットが薄かった。
- 寿命の問題:元を取る前に電池が劣化して壊れてしまうリスク。
つまり、「節約できる金額 < 導入コスト」という図式が絶対的だったのです。
2. 2026年、前提条件がすべて覆った
しかし、今は状況が違います。「3つのパラダイムシフト」が起きました。
買う電気が高すぎて、「自給自足」の価値が倍増。
国と自治体の補助金で、初期費用が実質30〜50%OFFに。
15年保証が当たり前に。リン酸鉄リチウムの普及で価格も下落。
3. 【ガチ検証】損益分岐点シミュレーション
では、具体的な数字を見ていきましょう。
九州エリアの一般的な4人家族(オール電化)をモデルケースとします。
| モデルケース条件 | |
|---|---|
| 太陽光パネル | 5.5 kW(既設) |
| 蓄電池容量 | 9.8 kWh(全負荷) |
| 電気代月平均 | 18,000円 |
① イニシャルコスト(導入費用)
まずは「いくらかかるか(投資額)」です。
- 蓄電池本体+工事費目安:約160万円
- 国の補助金(DR補助金など):▲約40万円
- 自治体補助金(例:福岡県など):▲約5万円
実質導入コスト:115万円
② ランニングベネフィット(年間メリット)
次に「いくらお得になるか(回収額)」です。
- 夜間買電の削減:
昼間貯めた電気を夜使うことで、高い電気を買わずに済む。
→ 月額 約6,000円削減 - 再エネ賦課金の削減:
買電量が減れば、強制徴収される賦課金も減る。
→ 月額 約1,500円削減 - 出力制御の回避(九州特有):
捨てられるはずだった電気を貯めて使う価値。
→ 月額換算 約1,000円相当
年間メリット総額:約102,000円
③ 結果:損益分岐点は「11年目」
シミュレーション上では、11年〜12年で初期費用を回収し、それ以降は「プラスの利益」を生み出し続けるという結果になりました。
最近の蓄電池は15年保証がついている製品が多いため、「保証期間内に元が取れて、お釣りが来る」状態です。
4. ただし「お金」以外の価値を含めると、もっと早い
ここまでの計算は、あくまで「目に見えるお金」だけです。
しかし、蓄電池にはプライスレスな価値があります。
- 停電時の安心感(保険価値)
地震や台風で1週間停電しても、冷蔵庫やスマホが使える価値は、お金に換算すれば数十万円以上あるはずです。 - 電気代高騰へのヘッジ(防衛価値)
もし今後、電気代がさらに年間5%ずつ値上がりしたら?回収期間は8年、9年とさらに短くなります。
蓄電池は「投資商品」でありながら、最強の「防災グッズ」でもあるのです。
5. まとめ:蓄電池で「損」をしないための唯一の条件
結論です。
2026年の今、蓄電池は「元が取れる可能性が極めて高い」設備になりました。
しかし、たった一つだけ、絶対に元が取れなくなる条件があります。
それは、「相場より高く買ってしまうこと」です。
訪問販売などで相場(約160万〜)よりも100万円以上高い価格で契約してしまえば、回収には20年以上かかり、赤字確定です。
だからこそ、「適正価格」を知り、「補助金」をフル活用できる施工店を選ぶことが、勝利への絶対条件なのです。
あなたの家の「本当の回収期間」計算します
「我が家の屋根と電気代なら、何年で元が取れる?」
まほろばでは、嘘偽りのないシミュレーションを無料で作成します。
もし「元が取れない」結果が出たら、正直に「導入しないほうがいい」とお伝えします。


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