「付けるだけで電気代半額」の罠。
あの節電器事件を忘れてはいけない
かつて横行した「省電王」などの節電器商法。
その手口を知ることが、今のあなたを守る最大の防御です。
あなたは覚えていらっしゃいますか?
2000年代〜2010年代にかけて、飲食店や美容室、一般家庭に猛威を振るった「節電器」の訪問販売を。
現場調査にて発見してしまうとなんとも悲しい気持ちになります。
携帯画像ですみませんが取り急ぎみなさまに共有できればとおもいます。



「この機械をブレーカーに取り付けるだけで、電気代が20〜30%下がります」
「モニター価格で設置できます」
その代表格として名前が挙がることが多かったのが「省電王(しょうでんおう)」などの電子ブレーカー製品です。
なぜこれらは社会問題となり、行政処分の対象となったのか?
これは過去の話ではありません。形を変えて、2026年の今も似たような業者が存在しているからです。
1. そもそも「省電王」とは何だったのか?
「省電王」とは、主に店舗や工場向けに販売されていた「電子ブレーカー」や「節電器」の商品名(または総称のように使われる言葉)です。
彼らの営業トークは極めて魅力的でした。
- 「基本料金がガクンと下がります」
- 「削減できた電気代で、機器のリース代が払えるので実質0円です」
- 「国が認めた方式です」
しかし、実際には「思うように電気代が下がらない」「解約しようとしたら莫大な違約金を請求された」という相談が国民生活センターに殺到。
消費者庁から特定商取引法違反(不実告知など)で業務停止命令を受けた業者も少なくありません。
2. 「魔法の箱」のカラクリ(電圧調整の罠)
では、機械の中身はどうなっていたのでしょうか?
多くの「怪しい節電器」の正体は、ただの「変圧器(トランス)」でした。
⚙️ 節電器の(強引な)仕組み
日本のコンセントには通常100V〜101Vの電気が来ています。
この機械は、無理やり電圧を95V程度まで下げることで、見かけ上の消費電力を減らそうとするものでした。
電圧を無理に下げると、エアコンや冷蔵庫はパワー不足になり、逆にフル稼働しようとして電気を食ったり、故障や発火の原因になったりします。
「電気代は数百円下がったけど、エアコンが壊れて修理代が10万円かかった」という本末転倒な事例が多発しました。
3. 本当に怖かったのは「リース契約」の縛り
商品性能以上に問題だったのが、「リース契約」という販売手法です。
一度契約書にハンコを押してしまうと、それは「借金」と同じ扱いになります。
「効果がないから返したい」と言っても、リース会社は「販売店とあなたの問題です」と取り合ってくれません。
結果、「効果のないただの箱」に、5年〜7年もローンを払い続ける地獄が待っていました。
4. 2026年版「新型・削減商法」を見抜く3つのキーワード
省電王ブームは去りましたが、悪徳業者は看板を掛け替えて今も活動しています。
2026年現在、特に注意すべきキーワードは以下の3つです。
- 🚩 「AI制御で電気代削減」
- AIと言えば何でも売れると思っているパターン。中身はただのタイマーだったりします。
- 🚩 「マイニングで電気代実質0円」
- 「サーバーを置かせてくれれば電気代を補填する」という話。運営元が飛んだら電気代だけが残ります。
- 🚩 「コンセントに挿すだけ」
- 物理的にあり得ません。コンセントに挿して電気代が下がるのは、その機械が電気を発電している時だけです。
💡 結論:電気代を下げる「魔法」はありません
電気代を下げる王道は、今も昔も2つだけです。
- 省エネ家電への買い替え(使う量を減らす)
- 太陽光発電での自家消費(買う量を減らす)
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